いつの頃からか使われるようになったワード 「イエローベース」 と「ブルーベース」。
パーソナルカラーと言われ、いわば個人がもともと持っている肌の色や、髪の色、瞳の色などから判定する、似合うカラーのことです。
似合う色を洋服やコスメなどに取り入れると、健康的なつや肌に見えたり、いきいきと輝いた瞳に見えたり、また年齢よりも若く見えるそうです。
これは取り入れるしかない!と思う方も多いはず。
だからこそ、このワードは瞬く間に、コスメ界隈やファッション業界などで幅広く使われるようになり、美容系の雑誌やネット記事上で目にしない日はないくらい、多用されている単語となっています。
業界の方々は、売り上げアップのために、このワードを駆使しながら、販売に力を注ぐ。
私たち消費者側は、似合う洋服やコスメを簡単に選ぶことができる。両者にとってウィンウィンな言葉。
特に、おしゃれ迷子と言われる方々には、さらに助かるワードだと思います。
とはいえ、この二つの見分け方、意外と難しくないですか?
「イエローベース」と 「ブルーベース」。
診断の際、どちらも言われた経験がある方いらっしゃると思います。
イエローベースとブルーベースの区別の仕方を簡単にまとめました。
◆イエローベース
・手のひらが、黄み寄りの色味
・手首の内側の血管が、緑色に近い
・日焼け後、肌が小麦色になりやすい
・瞳の色が、茶色っぽく見える
・髪の色が、茶系
◆ブルーベース
・手のひらが、ピンク色、赤みを帯びている
・手首の内側の血管が、青っぽい
もしくは紫がかった色味
・日焼け後は、肌が赤くなる
赤くなった後、元の色に戻りやすい
・瞳の色が、黒色に近い
・髪の色が、黒、もしくは焦げ茶
言葉で見ると、十分理解できる内容です。
ですが、プロに診断していただいても、その答が違うことも時にあるそうです。
素人からすると、お金を支払って診断していただいているのに、真逆の判定は勘弁してほしいと思うのが本音ですよね。
その診断に合わせて、服やコスメを選ぶことも多いでしょうから、いったいどっちなの?と強く疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。
ではなぜ、判断が難しいのでしょう?
診断結果が安定しない理由を調べました。
②光が安定していない場所で診断している
③パーソナルカラーアナリストによって意見が異なる
④この二つに分類されるわけではない
①最近は減っていますが、以前はこのようなケースも実際にあったそうです。
化粧下地は意外と色がついているので、当日は無色透明の日焼け止めだけを塗っていくのが、おすすめです。
可能であれば、ノーメイクが最適ですね。
②店舗の立地、また診断を受ける時間などで、光の入り方が不安定となり、診断が変わってしまう。
これは、店舗さんに頑張っていただきたいところですよね。こちらでは、どうしようもない。
カーテンや照明を工夫していただくか、光の安定している建物を店舗として構えていただくか、ですね。
③パーソナルカラーアナリストを養成するセミナーなどにより、診断基準の内容が異なる場合がある。
これも顧客側からすると、困った話ですよね。
パーソナルカラーアナリストの仕事をどこで学ぶかにより、判定基準に違いがある?おいおい…
④イエローベースとブルーベースの中間に分類される方は、診断が難しい。
この中間の方、グリーンベースと言われたりしますよね。
もしくは、限りなくイエローベースに近いブルーベースの方、
またその逆の方などは、判定がまちまちだったりするそうです。
プロの診断を受けても、結果に違いが出てしまうなら、
いっそのこと、自分でパーソナルカラーアナリストの資格を取得したほうが納得できるのかも。
パーソナルカラーに関する資格は、様々なものがあるようです。
・カラーコーディネーター
・イメージコンサルタント
国家資格ではなく、その呼び方も色々ですが、仕事として活かすことができる分野はほぼ同じだそうです。
例えば、美容師、化粧品の美容部員、ネイリスト、服飾雑貨店スタッフなどなど。
受講する団体により、料金や受講期間などに違いがあります。
また前述したように、診断の基準に関する内容にも少々、異なる部分があるようです。
個人の興味の延長として、資格を取得する方も多いそうなので、プロの診断結果に納得がいかない方は、ご自分で本格的に学習されるのがいいかもしれませんね。
以上、イエローベースとブルーベースについて説明しましたが、実際はさらに細かく分割されます。
4つのシーズンで分類されたり、16種類に分けられたりもします。
2つに分けるだけでも、答えを迷う方がいるのに、これ以上細分化すると、ますます診断結果がまちまちになりそうです。
色の診断って奥が深いですね。