服に染み付いにおいは、ほとんどの場合が市販の柔軟剤や漂白剤で取ることが可能です。
ですが、どうしても取れない頑固なにおいはどのようにして取ればいいのか検証しました。
下記の3パターンは、ほぼ同じ気温と天気、そして洗面器の中で揉み込んだ後、つけ置き時間を30分とり、洗濯機の通常コースで回したものです。
① 花王アタック(粉末)+ ミヨシ暮らしの重曹 + 40℃のお湯
② ライオンナノックスワン + 花王ワイドハイターEX + 40℃のお湯
③ 花王アタック(粉末)+ 花王ワイドハイターEX + 沸騰させたお湯
①の効果は、さほど感じませんでした。なんとなくにおいが薄くなったような気がしないでもない、そんな程度です。
②に関しましては、臭いと感じるにおいが半減はしましたが、まだまだ嫌な香りを十分に感じるくらいの効果でした。
③は、良かったです!!!
衣類のどの部分を嗅いでもスッキリと嫌なにおいが落ちている上、元々のアタック自体の香りをふんわりと感じる、そんな仕上がりでした。
③から試せば良かったと思うほどに、満足なものでした。
結果としましては、
ロングセラーの粉洗剤である花王アタックと、これまた花王のワイドハイターEXのペアが一番効きました。
同じメーカーの製品を使うと相乗効果が高い、だから化粧品などは同じラインを使用すべき、と聞いたことがありますが、それは洗濯でも言えることかもしれません。
ただ、沸騰させたお湯を衣類のつけ置きに使うことは、かなり抵抗がありました。
衣類を傷める可能性を否定できませんから。
ちなみに、我が家のにおい残りが気になった衣類の素材は、ポリエステル100%の服、数枚です。
心配をよそに洗濯後は、特に縮んだり、色落ちが酷かったりというような、素材の劣化は感じませんでした。
化学繊維のものは、におい落ちが悪いと言われます。
確かに同じように洗濯機で回したその他の衣類は、普段通りの洗濯でにおいは取り切れていてましたが、ポリエステルがメインの生地は、臭いにおいが付着していました。
なぜをその嫌なにおいが付いた?
私が悩んだ衣類のにおいの原因は、全くわかっていません。
過去に付着したことがない独特の不快なにおいが、ある日突然、外干しから取り込んだ洗濯物からにおってきました。
その当日、近所の畑で何かを燃やしていたにおいかな?とも思いますが、日中は留守にしていた為、見当がつけられません。(時々燃やしている煙を見かけることがあります)
調べると、衣服についてしまうにおいの原因は、大まかなパターンがあるようです。
・皮脂や汗などの身体から出るものが付着
・タバコやバーベキューなど煙をかぶって付着するもの
・洗濯物の生乾きが原因
・仕事柄つくもの(鉄、工業用油のにおい、飲食店のにおいなど)
・家自体の香り(ペットを飼っているお宅など)
・洗濯槽自体の汚れが原因となるもの
どのにおいも1日2日着用するくらいでは、たいしてにおいは染み付かないと思いますが、何度も繰り返し着ることによって、通常の洗濯では取り切れない頑固なにおいとなるようです。
気をつけていても生活を送る上で防ぐことが無理な要素もありますが、洗濯槽のカビ退治だけは誰でもできると思うので、これは定期的に行うことをおすすめします。
ところで、年々ニオイに関する商品って増えていますよね。それだけ皆さま香りに対して敏感になっているわけで。
衣類に関してだけでも、昔は柔軟剤が主流でしたが、消臭ビーズや消臭スプレーなど、店舗で選ぶ時も種類が豊富すぎるあまり、またそれぞれの香りのタイプが複雑すぎて、悩んでしまいます。
サンプルをクンクンして選ぼうとしても、嗅ぎすぎて鼻が効かなくなり、どれを選ぶべきか決断するのに時間がかかります。
逆に、柔軟剤の入れすぎ、香りをつけすぎの方もいて「香害」というワードを見かけるようになったのも最近ですよね。
強い香りを纏っている方は、実際に姿が見えなくても、残り香でさっきまでその人が居たことがわかったりもします。
しかもトイレの個室など、居場所の特定をされたくない場所でも香りでそれがバレてしまう、そんなこともあります。
どこまでが良い香りなのか、その線引きは個人個人で異なるのが当たり前。
多種多様とはいえ相手に指摘しづらいポイントである以上、自分も気をつけなければと思います。
香りすぎる方の近くで過ごす日常は辛い!
それは誰しも同じだと思います。
苦手な香りを発する方をどのように受け入れるか、その辺りも難しい部分ですね。